ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和元年
  5. > No.27 金属製折板葺

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 を解説、金属製折板葺

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 は、金属製折板葺 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ボルト孔の開孔
  2. 固定ボルトへの固定
  3. けらば変形防止材の長さ
  4. 止水面戸の取付け位置

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

折板葺の棟まわりは、雨水の流れる向きを考えて止水するんです。

選択肢4は棟包みの水下側に止水面戸を用いたとしていますが、雨水の浸入を防ぐ止水面戸は水上側に取り付けるもので誤りです。正しくは止水面戸は棟包みの水上側に設けるです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 重ね形折板のボルト孔は1枚ずつ呼び出しポンチで開孔する
2 ◯(適当) 重ね形折板は各山ごとにタイトフレーム上の固定ボルトに固定する
3 ◯(適当) けらばの変形防止材は折板の3山ピッチ以上の長さとする
4 ×(不適当) 止水面戸は水下側ではなく水上側に取り付ける

選択肢4のポイント(ここが誤り)

棟は屋根の頂部で、ここから雨水が下へ流れ落ちます。

雨水が折板内部へ入り込むのを防ぐ止水面戸は、水が当たる水上側に設けて受け止めます。水下側に付けても止水になりません。

ザックリ言えば、止水面戸は水の来る水上側、ということです。

覚え方

  • 止水面戸=棟包みの水上側
  • けらば変形防止材は3山ピッチ以上
  • 折板は各山ごとに固定

一問一答

Q.

折板葺の止水面戸は棟包みの水上側と水下側のどちらに取り付けるか。

水上側です。雨水が折板内部へ入り込むのを防ぐため、水の来る側で受け止めます。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>