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平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 を解説、木材の一般的な性質

平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 は、木材の性質 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なもの(または誤っているもの)を選びます。

この問題で問われていること

  1. 繊維直交方向と繊維方向の引張強さ
  2. 心材と辺材の耐腐朽性
  3. 節による強度低下
  4. 乾燥収縮の方向差

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(心材は辺材より腐朽・虫害に強い(抵抗が高い))

心材は木の中心側の濃い色の部分で、樹脂などが詰まっているんです。

心材は組織が緻密で樹脂分も多く、腐朽菌や虫害に対する抵抗が高いです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 繊維に直交する方向の引張強さは繊維方向より小さい
2 ×(誤り) 心材は辺材に比べ腐朽菌や虫害への抵抗が高い(低い、は誤り)
3 ◯(正しい) 節は断面減少・応力集中をもたらし強度を低下させる
4 ◯(正しい) 乾燥収縮は接線方向が最大、繊維方向が最小

選択肢2 のポイント(ここが誤り)

心材は組織が緻密で樹脂分も多く、腐朽菌や虫害に対する抵抗が高いです。

逆に外側の辺材(白い部分)は水分や養分が多く、腐りやすく虫もつきやすいわけです。

選択肢2は「心材は抵抗が低い」としていますが逆なので誤りです。

ザックリ言えば、芯(心材)の方が腐りにくい、ということです。

覚え方

  • 心材=腐朽・虫害に強い・辺材=弱い
  • 乾燥収縮は接線>半径>繊維方向
  • 繊維直交方向の引張強さは小さい

一問一答

Q.

心材と辺材で、腐朽菌や虫害に強いのはどちらか。

心材です。組織が緻密で樹脂分も多く、抵抗が高くなります。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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